小学校の運動会に乱入したウルトラふぐりんとウルトラマンクスです。
相変わらず鬼畜なことをしています。
<以下、SSです>
「マンクス、あれ見てよ! 小人がたくさん集まってる」
ウルトラふぐりんは少し離れた小学校のグランドを指差しました。
「おー、いっぱいいるなー」
2人は小学校のそばまでやって来ると少し腰を落としました。
「どうやら、運動会みたいだね」
ウルトラふぐりんは興味深そうに覗き込みます。
「オレ達も参加しようぜ!」
「賛成っ!」
2人は顔を見合わせると薄笑いを浮かべました。
「じゃあ、オレから… プログラム1番、建物潰し!」
そう言うとウルトラマンクスは小学校の校舎に勢い良く腰を下ろしました。
校舎は鈍い音を立てながらあっという間に崩壊していきます。
運動会を見学に来ていた父兄達は逃げる間もなく、座り込んだマンクスの両足の下敷きになり、
テントごとほとんどの人が押し潰されてしまいました。
「次はボクの番だね… プログラム2番、小人潰し!」
ウルトラふぐりんはグランドを逃げ惑う児童達を目掛けて高く上げた足を振り下ろします。
凄まじい地響きと共に児童達は次々とまとめて踏み潰されていきました。
「ほらほら、早く逃げないとダメだよーっ!」
ウルトラふぐりんは次々とグランドに大きな穴をあけていきます。
穴の中には変わり果てた児童達が無残な姿を晒していました。
「これで、おしまいっ!」
ウルトラふぐりんは最後まで逃げ回っていた児童達を踏み潰すと得意気な顔を見せました。
「あっけなく終わったな…」
ウルトラマンクスは立ち上がるとお尻に付いた瓦礫を軽く払いのけました。
「まぁ、小人相手だから仕方ないよ… あっちの方も捜してみようよ」
「そうだな」
2人はメチャメチャになった小学校を後にしました。
2007/10/30