第1話
へんしん (05/12) 01/08/04


全力で走ってきた風栗は焼却炉までやってきました。
ここはいつも人気がない場所だったのです。
「カチューシャだから、やっぱり頭だよね…」
女の子の装飾具を付けることに風栗は抵抗がありました。

ですが、今は緊急事態です。そんな事は言っていられません。
覚悟を決めてそっと頭にカチューシャを乗せました。
ややクセのある風栗の髪が少しだけ揺れました。




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