第3話
ひとじち (02/09) 01/12/01


お店が入っていたビルを出て見ると、そこには信じられない光景が広がっていました。
巨大な怪獣がビルを踏み潰しながら、街中を悠然と歩いています。
左手にはどこで捕まえたのか路線バスが握られています。
「やっつけなきゃ!」
このままでは街は潰滅してしまいます。風栗は変身するための場所を探し始めました。
しかし、突然現れた怪獣に街中はパニックに陥っており、
大勢の逃げ惑う人の中で上手く身を隠せそうな場所は見当たりません。
「しょうがないや…」
風栗は駐車中の車と車の隙間に滑り込みました。
カバンから急いでカチューシャを取り出すと風栗の体は白い光に包まれていきました。




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