第10話
プール (05/08) 04/05/29


「あれれ?」

巨大化を終えた風栗はいつもと違う感触を覚えました。
「これって、もしかしてあの時の服…でも、どうして?」
風栗は夏の終わりに参加したトライアスロンの時の戦いを思い出しました。
巨大化した風栗のコスチュームはいつもとは違う水着に近いものでした。
「髪が濡れているとそうなる」
風栗の背後からマンクスの声がしました。
急いで風栗が振り返ると、巨大化したマンクスも同じような水着風のコスチュームに身を包んでいます。
「髪…そうだったのかあ」
風栗は納得したような顔でうなずきました。
お尻の喰い込みが気になってしょうがない風栗は
怪獣の視線が向けられていることには気がつきませんでした。




戻る  目次へ 次へ